グランドスタッフが転職する理由とは:3年待たなくても転職に有利

広く言うとグランドスタッフは、空港で働くスタッフ全体を指します。一方、狭く言うとグランドスタッフは、従来グランドホステスと呼ばれていた職種を指します。

グランドスタッフ(グランドホステス)は人気が高くて、厳しい競争を勝ち抜いた優秀な人ばかりです。しかしながら、グランドスタッフの離職率はとても高く「辞めたがっている人9割」の職場という話も…。

グランドスタッフが離職する理由7つと、離職後おすすめの転職先と転職のタイミングをご紹介します。

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グランドスタッフを辞めたい理由7選

グランドスタッフが転職を決意する主な理由は、薄給、肉体労働です。労働条件でも厳しい面が多いので、それが原因で辞めることを決める人も多いです。

まずは一見きらびやかなイメージのグランドスタッフを辞めたくなってしまう理由を見てみましょう。

給料が安い

グランドスタッフは、高い英語力の他、入社当時からさまざまなスキルを有する優秀な人が多いです。にもかかわらず、グランドスタッフの給与は、一般の事務職と比べても決して高いとは言えません。

15年ほど前から、グランドスタッフの雇用形態のほとんどがJALやANAの子会社の契約社員や人材派遣となっているのが、大きな原因のひとつかもしれません。

肉体労働

グランドスタッフは、お客様の重い荷物を運んだり、出発間際にお客様を探して空港中を走り回ったりと、体力が必要な職種です。上品で華のあるイメージで入社すると、そのギャップに苦しむことがあります。

仕事中はずっと立ち仕事で、勤務時間も長いために、肉体的にキツイと感じるグランドスタッフは多いです。

不規則な生活

グランドスタッフは、24時間態勢のシフト勤務です。

シフトによっては早朝や深夜からの勤務もあるため、なかなか体にもこたえてくるんだとか。

勤務中は体力を消耗するうえに不規則な生活になりますから、体力的に厳しい職種と言えるでしょう。

休みが少ない

シフト制で土日休みもなく、長期休みなどは繁忙期のため休みは取れません。

また、1日休みがあったとしても前日深夜に仕事が終わって帰ってきて、疲れから昼ごろまで寝てしまい、起きてからも家事に追われて休めないというような休日を過ごしている方が多いです。

休みも不規則なので、友だちや彼氏と予定を合わせるのも難しく、なかなか満足に休日を満喫できずストレスが溜まってしまうんだとか。

クレームが辛い

空港には様々なお客さんがいます。中には気難しいお客さんも当然いますし、クレームを受ける機会もよくあります。特に受託手荷物や座席に関するクレームは日常茶飯事でしょう。

時にはとてもショックなことを言われることもあります。しかも、日によってはクレームが多くなる日もあるでしょう。便が遅延した時などが、その最たる例です。

クレームのせいで、心が病んでしまうグランドスタッフも実際にいるでしょう。

寮での生活が辛い

グランドスタッフは全国から社員が集まっていますので、寮生活をしている人もいるでしょう。しかし寮生活をしていると、合わない人や嫌いな人とも共同で生活しなければいけないことがあります。

また、寮にいると一人でいる時間も減るでしょう。一人でのんびり過ごしている時間が休息につながると考えている人もいると思います。一人の時間が取りにくい寮生活が苦になるのです。

女性だとキャリアアップはまだ難しい

近年、女性の社会進出などをきっかけに、女性が管理職につくことも多くなりました。しかし、グランドスタッフではまだまだ女性がキャリアアップするには難しいようです。

育児休暇制度は整っているものの、管理職の女性は少ないです。また、女性の管理職がいたとしても、独身の方がほとんどです。

キャリアアップをして、給料を上げて、今よりももっと良い生活を送りたいと考えている方ほど転職していきます。

転職に有利なグランドスタッフのスキル

グランドスタッフの仕事は、厳しい反面さまざまなスキルを身に付けることができます。しかし、仕事している本人は意外とそのスキルに気づかないものです。

ここからは、グランドスタッフで働くと自然と身についているスキルについて紹介します。転職する際にアピールすることもできるので、しっかりと確認しておきましょう。

英語をはじめとした語学スキル

航空業界で仕事をしている人の多くは英語をはじめたとした語学スキルを身につけていると思います。実際の業務で、外国人のお客さまと英語でコミュニケーションを取ることもありますし、パイロットやCAとの会話も基本的には英語です。

なので、グランドスタッフで働いていると、自然と語学スキルが磨かれているのです。

現在、グローバル化を推し進めている会社は多いため、語学スキルをアピールすることができるのは転職で有利でしょう。もちろん、英語だけでなく、中国語や韓国語ができる方も転職の際は強い武器となります。

接客マナー

グランドスタッフは航空会社の顔とも言える存在ですから、お客さまに対する完璧な接客マナーが求められます。

年齢や性別、国籍を問わず幅広い層の人たちともスムーズなやりとりをするためにも、身振り手振りといった丁寧な立ち振る舞いを普段から意識しているグランドスタッフは多いでしょう。

接客マナーのスキルはホテル業界などの接客業で重宝されます。もし、接客業界に転職するのなら、グランドスタッフで身につけた接客マナーをアピールしてみてください。

臨機応変に対応できる柔軟さ

お客さんの手荷物がなくなったり、オーバーブッキングが発生したりと、グランドスタッフの業務には想定外のトラブルが起きることも少なくありません。そういった時でも慌てることなく、臨機応変に対応できる柔軟さと冷静さはグランドスタッフにとって不可欠な要素でしょう。

この臨機応変に対応できる柔軟さも、転職の際にアピールできるスキルになります。「臨機応変に対応できる」ということは、「自分で考えて動ける」と同じ意味です。

指示待ち人間よりも、自分で考えて動ける人の方が企業として欲しい人材となり得るので、ぜひ転職の際にアピールしてみてください。

グランドスタッフのオススメ転職先

いくら転職に有利とはいえ、すべての職業にグランドスタッフのスキルが役立つとは言えません。

グランドスタッフの経験を活かせる職業をかいつまんで紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

CA(客室乗務員)

もともとはCAになりたかったけど、試験などで落ちてしまい、泣く泣くグランドスタッフになった方もいるのではないでしょうか?そうなのであれば、CAにもう一度チャレンジできるチャンスです。

給料面で見ても、CAの平均月収はグランドスタッフよりも10万円ほど高いと言われています。今よりも、もっとよい暮らしを求めている、夢を叶えてみたいと思う方はぜひチャレンジしてみましょう。

ホテルのフロント

ホテルのフロントスタッフは、英語力、接客マナー、コミュニケーション能力、判断力など、グランドスタッフで培ったスキルの多くを必要とします。

また、ホテル側でもグランドスタッフからの転職者に注目していますから、最もおすすめの転職先と言えるでしょう。給料も今よりも高くなる可能性も十分にありえます。

企業の秘書・受付

企業の秘書や受付もグランドスタッフと共通するスキルを要求されます。また、外資系の企業では高い英語力も必要となりますから、語学スキルを活かしたい方は企業の秘書・受付がおすすめです。

秘書や受付は、企業の顔ともいえる存在なので、今までの接客の経験なども生かせる最適な転職先かもしれません。今までグランドスタッフでの不規則な生活に嫌気がさしていた方も、優良企業で働けば規則正しい生活が待っているでしょう。

ツアーコンダクター

英語力を強みにして、同じ旅行業界のツアーコンダクターや通訳案内士などに転職する人もいます。コミュニケーションスキルも身についていれば、そこを強みにして職を探すことができるでしょう。

旅行が好きでグランドスタッフを選んだ方も多いはずなので、おすすめの転職先のひとつに選んでみてはいかがでしょうか。

ツアーコンダクターの仕事を探すなら、旅行総研がおすすめです。ほとんどの方が未経験ですが、旅行総研のサポートで、国内だけでなく海外のツアーコンダクターもできるようになるんだとか。

ツアーコンダクターに必要な旅程管理主任者の資格を取得するサポートもしてくれるので、まずはぜひ説明会に行ってみましょう。

旅行綜研のサイトを見る

通訳案内士

日本を訪れる外国人観光客に向けて、案内を行うのが基本的な業務です。

通訳案内士になるには国家資格を取らなければなりませんが、特別な受験資格がないため、グランドスタッフの英語力を持っていればそこまで難しくないでしょう。

また、どんな職業が向いているか自分ではあまり分からないという方は、リクルートエージェントをおすすめします。

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グランドスタッフの転職タイミング

同じ職場で3年は働かないと転職に不利と言われていますが、これはグランドスタッフには当てはまりません。

理由としては、グランドスタッフが入社時点で英語力やマナーを身に付けている点、グランドスタッフの業務そのものは他業種で活かしにくい点が挙げられます。

そのため、グランドスタッフを辞める決断をしたなら、3年を待つことなく、できるだけ早く転職活動を開始することをオススメします。グランドスタッフとしての経験を重ねるより、若い方が転職に有利になると考えるべきなのです。

また英語力やマナーがすでに身についているグランドスタッフだからこそ、そのスキルを即戦力としていかせる可能性が大いにあります。自分の能力を持て余しているという方は、早めの転職をおすすめします。

第二新卒として転職を狙うべし

第二新卒とは、「新卒で入社して3年未満の求職者」という意味です。上でも説明しましたが、グランドスタッフはできるだけ早めの転職を心がけるべきです。

転職市場において第二新卒はとても需要があります。なぜなら、気の回復と共に新卒採用は激化しており、より優秀な学生を採用しようとするあまり、予定人数を採りきれない企業も多くなっています。

さらには3年以内で会社を辞めてしまう新卒も近年では増えています。今の会社をすぐに辞めたくなるのはグランドスタッフだけではないのです。こうした人材不足の背景があり、第二新卒を求めている会社が増えてきています。

とはいえ、何年かすれば第二新卒の需要がなくなるときも来るでしょう。この第二新卒としての立場が有利なのも今だけかもしれません。この先も第二新卒で転職できる保証はありません。

しかし、今転職するかどうかはあなた次第です。今は間違いなく第二新卒で転職しやすい時期。ぜひ、自分の心とよく相談して転職するかどうかを決めてください。

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