公務員を辞めたい!:辞める理由とメリットを紹介

公務員は安定している職業といわれています。

そのため、公務員を辞めたいということを周囲に告げると絶対に言われること、それは「もったいない」です。しかし、辞めたい人はどんなに他の人に「もったいない」と言われても辞めたいものです。

今回は、公務員を辞めたいと思う理由について、詳しく紹介します。人間関係のストレスや、給料が上がりづらいといった理由まで、辞めたいと思う理由はさまざまです。

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公務員を辞めたいと思う理由

公務員は、リストラなどの心配もなく安定した仕事ですが、人間関係によるストレスや体力的に辞めたいと思う人も少なくないようです。

国に勤めているという責任感や、小さなミスもできないというプレッシャーが大きくあるようです。公務員を辞めたいと思う理由を詳しく見ていきましょう。

人間関係のストレス

公務員を辞めたい理由のNo.1は、人間関係のストレスです。

公務員は2~4年程度で異動することが多いです。これは、長い期間1つの仕事をしていると取引先の企業や人と仲良くなりすぎて癒着してしまう恐れがあるためです。

一般の企業では、むしろ逆だと考えられます。商売は信頼関係の上に成り立ちますから公務員ほど異動はなく、仕事が変わることも少ないでしょう。

そのため、公務員の仕事は人間関係を毎回1から築き上げなければいけなくなり、精神的負担が大きいです。また、いつまでたっても心を休めることができないことからストレスを溜め込んでしまい、辞める原因にもなるようです。

このように、公務員は民間企業にはあまりない人間関係の悩みを抱えています。

仕事に対する温度差が大きい

公務員の仕事は、他社との競争に晒されている民間企業と違って、売り上げやノルマを考える必要がありません。そのため、頑張らなくて良いという雰囲気が一部にあるのも事実です。

このような雰囲気は、「国(地方公共団体)のために頑張る!」と意気込んでいた人にとって、やる気を失わせる原因になります。

その結果、公務員の仕事に失望したり、やる気のない先輩や同僚との間に軋轢が生じて、退職に気持ちが傾くことも多いようです。

できる仕事が限られている

公務員になったら地域を変えたい、公務員になって制度を見直したい、という思いで公務員になった人が、実際になってみると制度を見直すどころか雑務ばかりで思っていた仕事と違ったりすることは多いです。

部署が違ったり、管轄が違うことで全く関われないことはよくあります。

限られた仕事しかできないことに、無力感を覚え、絶望してしまう人が多いようです。

上司が頻繁に変わる

国家公務員には、国家公務員採用総合職試験に合格したキャリアと、それ以外のノンキャリアに別れます。そして、実際の職場では、年下のキャリアが上司として赴任してくるケースが多いです。

また、幹部候補生であるキャリアは数年単位で部署が変わりますから、ノンキャリアにとってはコロコロと上司が変わることになります。そのため、新たな上司との折り合いがつかずに退職を考える人も多いようです。

世間からの批判に晒される

公務員に対する批判は、新聞、テレビ、ネットなど、あらゆる媒体で行われています。もちろん、公務員の不祥事が批判されるのは必要なことですが、理不尽な批判に心が折れる人も多いです。

公務員の給料、ボーナスは税金から払われるので、お金に関する世間からの批判が多くあります。そのような批判は公務員にとっては非常につらいのです。

残業が多い

部署によって異なりますが、残業が多い部署にいるとどこの民間の会社よりも残業が多いなんてこともあります。選挙期間などは何時間も休憩なしで働かされたり、月に100時間もの残業がある部署もあります。

また、キャリア公務員の場合はとにかく激務です。特に中央省庁に勤務していると、国会で重要な審議がある時には職場に泊まり込むことも珍しくありません。

そういった厳しい労働環境から体力的に限界を感じ、辞めたいという人も少なくないようです。

精神的な負担が大きい

キャリア公務員は、熾烈な出世競争に晒され続けます。そして、小さなミスが命取りになって脱落することも少なくありませんから、ひとときも気が抜けないのが現実です。

そのため、精神的なストレスに耐え切れずに、退職を考えるキャリア公務員も多いのです。これはキャリア公務員特有の悩みといえます。

頑張りが評価されない

ノンキャリア公務員は最も出世する人でも課長職までで、役職の大部分はキャリアが独占します。すなわち、年下で業務の内容を詳しく知らないキャリアが、数年単位で上司として赴任してくる例も少なくありません。

その結果、頑張って仕事をしても評価されていないと感じて、退職を考えるノンキャリア公務員も多いようです。このように公務員ならではのストレスで疲れきってしまったなら、民間企業への転職を考えるのも良いかもしれません。

税金から給料が支払われる公務員と違い、民間企業に勤めると世間体を気にしすぎなくてよくなりますし、気持ちも楽になるでしょう。

公務員を辞めるメリット

以上で見てきた通り、辞めたいと思う理由もさまざまです。

では、具体的に辞めるメリットはどういったものがあるのでしょうか。

やりたかったことに再挑戦できる

公務員になったことで、自分のやりたかったことや叶えたかった夢を諦めてしまった人も多いでしょう。

特に、公務員は副業が禁止です。他にやってみたいことがあっても、副業禁止というだけで、できる可能性は下がってしまうでしょう。

公務員を辞めることで、自分のやりたかったことや、経験してみたかったことに挑戦できる機会が広がります。

働く意義を見つけ出せる

公務員の業務は単調なものです。毎日同じようなことをやっていると、働くことに意味を見出せなかったり働く意義を見失ったりしてしまう人も多いでしょう。

何のために生きているのか分からなくなってしまう場合もあります。一度、公務員として生きていた単調な日々から離れてみて、改めて働くという意味を見つけ出せるかもしれません。

待遇が上がるかもしれない

辞めたい理由でも紹介した通り、公務員は残業が多かったり、自分の仕事の対する努力が待遇の面で評価されることは少ないです。

自分に合った職場を見つけて転職することで、自分の頑張りが待遇に反映される可能性もあります。

社会人として働く上で、会社の待遇は自分への評価の大きな指針です。自分の会社が自分に対してどういった評価をしているのかが待遇から見られるのです。

自分に合った転職先を見つけることで、待遇が上がることもあります。

公務員を辞めるデメリット

これだけ公務員という職業にストレスを抱えていても、なかなか辞めにくいというのが現実です。

以下では公務員を辞めるデメリットを紹介します。自分の状況とも重ね合わせて、ぜひ考えてみてください。

周りの人に止められる

世間一般の意見として、公務員は給料が良く、安定したイメージを持たれています。そのため、周りの友人や家族は辞職に対してなかなか賛成してくれず、大きな壁となってしまいます。

職場でも、辞める人が多くないせいか、辞職に対して変わった考えのように判断され、流されてしまうんだとか。

公務員を辞めるには、まずは次の働き口を探してからにしないと、周りの人もなかなか納得してくれないようです。

今までの努力がもったいなくなる

公務員になるには、倍率の高い公務員試験をくぐり抜けなくてはなりませんが、一度辞職してしまうと再度公務員として復職したくても、また受験し直さなければならないことになります。

もう一度試験を受けて合格しなければならないことを考えると、辞職しない方がいいのではないかと考えてしまうこともしばしば。

過去の自分の努力がもったいないと感じ、辞職を諦める方も多いそうです。

社会的地位を気にしてしまう

公務員でいることは、少なからず周りと比べて社会的な地位を確立することができます。

退職後にその地位を失ってしまうということを考えると、なかなか勇気がなくなるのも無理はありません。

また、次に選ぶ転職先も今までと負けず劣らないところを選ぼうとしてしまい、なかなか決まらなくなってしまいます。

育児休暇が取りにくくなる

公務員は国を代表して一般企業のお手本になる立場ですから、育児休暇も取りやすいと言えます。

最近ようやく一般企業でも育児休暇を取ることができるようになってきましたが、中小企業ではいまだに休暇取得は難しい状況です。

出産・育児を控えている女性にとって、公務員は適していると言えるでしょう。

円満退職のためにするべきこと

辞めることを決意したときにするべきことを紹介します。公務員は一般的な企業と比べ離職率が低く辞める人が少ないので、気をつけるべきポイントがあります。

一方的な退職はできない

一般的に、会社を辞める場合は退職届や退職願を提出します。退職届は一度出してしまえばもう取消、変更ができません。しかし退職願は退職を願い出るものであり、承認されてから退職となります。

公務員の場合は辞表を提出するのか、思われている方もいるかもしれません。

一般的に辞表というのは役職付きの方が退職する時に提出するものとなっています。そのため公務員だから辞表というわけではありません。退職届を出すのが一般的のようです。

そして知っておいてほしいのが、公務員の退職は民間企業などの退職とは違うということです。一方的な退職は認められていません。上司からの承認がなければ退職することができないのです。

退職届を出すのに最適な時期がある

公務員の場合、人事異動が決まった後に退職を伝えることは避けなければなりません。そのため、来年の人事異動について決めていく10月~12月に退職を告げることが最も良いといわれています。

公務員は上司からの承認がないと退職することができないので、退職しやすい時期に退職届を出す必要があります。退職しようと考えている方はしっかり頭に入れておきましょう。

どうしても今すぐに辞めなければならないという事情があれば仕方ないですが、やはりできるだけ迷惑のかからない時期に退職することをおすすめします。民間企業でも繁盛期に退職するというのはあまりしません。円満退社できないとみて間違いないでしょう。

辞めることを上司に直接伝える

退職したいことを伝える時は、まず直属の上司に伝えるようにしましょう。直属の上司の顔を立てなければ円満退社は無理といっても過言ではありません。

また辞めることを告げる場所にも気を付ける必要があります。いきなりみんなの前で退職したいと告げてしまうのは絶対にNGです。

退職したいということを伝える時には、2人でいる時に伝えるようにして下さい。なかなか2人でいる機会がないという時はメールや電話で2人で会う機会を作ってもらうようにしましょう。

ここでメールや電話で伝えることもNGです。2人でいる時に直接、気持ちを伝えるようにして下さい。公務員だけでなく民間の企業でも同様です。直接伝えるということは、社会人としてのマナーです。

家族の同意を得る

公務員の転職の場合、家族から反対を受けることが多いです。安定な公務員をわざわざリスクを背負って辞めるのですから当然です。

家族の同意を得るためには、仕事を辞めてからの将来のプランが見えているかというのが重要になってくると思います。仕事を辞める前に転職先を見つける、独立するならある程度の見通しを立てるなど準備をしっかりして説得しましょう。

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